OSSのステップアップとしてハードウェアベンダーに買われる時代になった F5+NGINX

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「アプリケーショントラフィック管理製品メーカーの米F5 Networks」と聞いてピンとくる人は少ないかもしれない。 データセンター内のネットワークレイヤースイッチ「BIG-IP」がF5社の代表的な製品である。 データセンターで運用保守を行なったことの私には馴染みのある製品であり、F5社といえばロードバランサーのグローバルリーダーなのである。 そんなF5社が、Webサーバのシェアを拡大し続けているnginxのNGINX社を6億7000万ドル(約740億円)で買収すると発表した。 F5、急成長のWebサーバ「NGINX」開発元を買収 – BIGLOBEニュース F5、急成長のWebサーバ「NGINX」開発元を買収 – ITmedia News

IT企業の買収額としては低くも、オープンソースのWebサーバーとしては快挙

私個人の調べた範囲であり、IT企業の定義も曖昧ながら、私が作成してきた下記の表を見る限り買収額は低く見える。しかし、昨年10月Redhat LinuxのようにOSSソフトウェアがハードウェアベンダーの買収のターゲットになったことに時代の変遷を感じずにはいられない。
IT企業買収一覧
F5社のロゴが入った製品を探していたら、以下のものが見つかった。
これは確か、FCスイッチに差し込んで、光ファイバーケーブルを差し込むためのアダプターだったと記憶している。 光ファイバーモジュールと呼ぶ部品で、光ファイバーケーブルは2本一組で1本を成す形状なのだが、以前現場でよく交換したのを覚えている。

NGINXの成長にどのような影響があるか

NGINXは成長著しく、 近年の買収では、その前後でサービスや製品に大きな影響を与えるような出来事はあまり聞かない。少なくともシェアを減らすような改悪は、買収した側の企業も望まないので、基本投資に専念するのではないかと考えられる。 NGINXはApache Webサーバとよく比較されるが、その最大の特徴は、C10K問題の解決するために設計された点である。 最強のロードバランサー装置と最速のWebサーバが組み合わさることで、群雄割拠なマルチクラウド時代を牽引するのではないかと想像する。
それはあるかもしれない。
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